[レポート]防災サバイバル in 中野市立高社中学校二学年 2024年10月11日

中野市立高社中学校 二学年の先生より、ご依頼を受けて、防災学習の授業を行いました。

そのレポートです。

周りの人を手助けできる人になる

・総合的な学習の時間でSDGsをテーマにしており、助け合う社会実現に向けて学習している。
・災害時に生き延びる力を身に付けて、人を助けられるようになって欲しい。
とのご依頼を受けて授業を行いました。

事前の打ち合わせで、火案、水案、シェルター案などご提示させて頂き、実習では火を主題として行うことになりました。
同時に、飲み水の確保についても触れて欲しいとのことでしたので、ろ過器の見本や浄水器の実演を行うことにします。

授業内容としては、被災時の状況、タイムライン、自助共助公助の話をし、実習としてツナ缶を使った灯り作り、新聞紙のみを使って煮沸を行い、飲み水を手に入れる課題に挑戦してもらいました。

防災タイムライン

いきなり防災の話をしても想像が難しいので、能登半島にボランティアに行った時の話をして「もし、今、能登半島の様な地震が起きたとしたら、どんな困ったことが起きるのか」想像をして話し合ってもらいました。

その上で、命の五要素、防災タイムライン(備えからゴールの救助まで)を考えていきます。

令和6年能登半島地震 写真で見る被害状況
-もっといしかわ 2024春季号-
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kouhou/hot/motto-2024spring/higai-2024spring.html

火は何の役に立つ?

命の五要素の内、今回は「火」を取り上げます。

火は果たして何の役に立つのでしょうか。火が手に入ると何が嬉しいのでしょうか。

飲み水の確保の仕方

飲める水と飲めない水の違い、そして飲める水に変えていく処理の仕方を話した後に、砂と炭を使った簡易ろ過器の実演、浄水器を使った浄水の実演を行いました。

あるもので火を手に入れる実習

ツナ缶で灯りを手に入れる

命の五要素において優先順位は、食べ物よりも火の方が上です。なので、ツナ缶を食べ物としてではなく、灯りとして利用します。風が吹く中でしたが、うまく付けられた班もありました。

限られた材料で煮沸する

今度は、身近な材料で火を起こし、煮沸して飲み水を手に入れます。

使える材料は、
・新聞紙3枚
・空き缶
です。

周りを手助けするとは

被災時には何が起きるのか、人が生きるために何を確保したら良いのかを知っていると、自分を助けることができ(自助)、人を助ける(共助)ことができます。自然豊かな環境の中、素直に伸び伸びと育っている子供達が、さらに力を発揮できるように成長していってくれたら嬉しく思います。

中学生の授業を承っています。

防災、災害対策。
環境教育、理科の授業。

当スクールは、先生のご依頼に応じて最適な授業内容を設計できますので、ご希望の先生は気軽にお問い合わせください。

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