[レポート]水の環境学習授業(ろ過器作り) in 松本市立田川小学校四学年 2024年12月12日
松本市立田川小学校 四学年の先生より授業のご依頼を頂き、講師を務めました。
そのレポートです。

依頼内容
総合の時間で地域のことを調べた。その中で、田川学区は湧水が豊富なことに気付き、水について関心を持った。社会科見学で浄水場、下水処理場を見学したこともあり、自分達の手で水を綺麗にする実験をしたいと思った。
ご提案
・水の循環と森の役割を学ぶ
(水が綺麗(飲み水)になる仕組み、汚れてしまう仕組み)
・飲める水と飲めない水の違いと浄化の方法を知る。
・簡易ろ過器を作って実際に泥水をろ過してみる。

当スクールでは、打ち合わせと下見をしっかりさせて頂き、先生のご希望に添うように(子ども達が楽しく学べるように)設計書をお作りします。
身の回りに水はどこにある?

命の五要素の内、今回は「水」を取り上げます。
身の回りに「水」はどこにあるのでしょうか。
その水は飲めるのか飲めないのか。飲めないとしたら、何故飲めないのか。
飲めない水を飲める水に変える方法とは

飲めない水を3つに分けて、それぞれを無害化する方法を考えます。
・見えるゴミ → ろ過
・見えない生物(微生物) → 煮沸
・見えない化学物質(農薬、放射性物質、鉱毒) → 浄水器
実際にろ過器を作って実験してみる

事前に加工したペットボトルと、炭、砂を使って、二人で一つろ過器を作ります。
そのお陰か、全員がそれなりに透明な水を作ることができました。
本当にこれを飲む場合は、煮沸消毒して飲むことになります。
(化学物質に関しては、採取した周辺情報を元に判断することになります)
身近な自然を汚すことは自らの首を絞めることになる

人間が手間暇と労力をかけて作る綺麗な水。実は自然の大地が同じ事をして綺麗にしてくれています。
では、大地そのものが化学物質で汚染されていたらどうなるでしょうか。
除草剤など化学物質を利用することが悪いとは言いません。それによって便益を得ていることも確かです。
しかし、それによって身近な豊かさを貧困化させていることも事実。
こういった目先だけではなく、その奧にあるものにも目を向けてくれることを願って、まとめとしました。
後日、素敵な感想を頂きました





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