[レポート]アウトドアから学ぶ防災学習 in 松本市立開成中学校三学年 2024年8月30日

松本市立開成中学校 三学年の先生より、ご依頼を受けて、防災学習の授業を行いました。

そのレポートです。

被災時に自分の力で生き延びるサバイバル術を習得する

開成中学校では、「総合的な学習の時間で講座別学習をしており、「松本市の防災」について学習している。実習を通して、災害時に自分で生き延びる力を身に付けて欲しい。」とのことでした。

色々と打ち合わせをしていく中で、私の方からは、
子供達の多くが関心を持つ火の実習を中心に「生き延びられる知識と技術を身に付ける」ことを目指して授業をご提案させてもらいました。

防災タイムライン

いきなり防災の話をしても想像が難しいので、まずは「災害が発生した後、どんな困った状態に陥るのか」想像をして話し合ってもらいました。

その上で、命の五要素、防災タイムライン(備えからゴールの救助まで)を考えていきます。

火は何の役に立つ?

命の五要素の内、今回は「火」を取り上げます。

火は果たして何の役に立つのでしょうか。火が手に入ると何が嬉しいのでしょうか。

あるもので火を手に入れる実践

いろんな役に立つ火。
では、この火を使って実際にお湯を沸かし、ココアを飲む。ことをやってみます。

但し、使える材料は、
・新聞紙3枚
・空き缶
です。

果たして限られた材料で、お湯を沸かして暖かいココアを飲むことはできるのでしょうか。

災害時に生き延びる心構え

「コンロがないからお湯ができない」
ではなく、

あるもので何とかする

これが、災害時に生き延びる心構えになります。

無事に新聞紙で暖かいココアを飲むことができて、まとめの話をしました。

生徒達の振り返りから

・防災に対する新しい考え方を知れて、楽しい体験ができて良かった。
・新聞紙を巻く方が一番いい方法とわかった。お湯がわかなくて悔しかった。
・お話がとても参考になった。新聞紙で火を起こしたり、缶のプルタブを外したりと工夫を大切にした
い。
・火のおこしかたを学べた。シーチキンで火起こしするのが面白かった。
・今後、災害が起きた場合、今回のことを生かしていきたいと思いました。
・今後、使えそうな知識を得られたので良かった。
・被災した時のサバイバル術は一度もやったことがなかったので貴重な体験になった。これからに生か
したい。
・周りにも広め、みんなにも知ってもらいたい。
・被災時の優先順位がはっきりわかって、火のおこしかたや柔軟な考え方が大切だと思いました。
・実際に数少ない新聞で火起こし術を学んだ。日常に活かせることもありそうなので、使ってみたい。
・工夫をして缶の中の水を沸騰させるのが楽しかった。
・食目的以外にも様々な用途があることが分かった。どうすれば、もっと燃えるか考えることができた

・いざという時、覚えていたら命が助かるかもしれない方法を教えていただき、とても役立つと思った

・火おこしをして新聞紙をどうしたらよく燃えるか考えたり、災害の時に大事なこととかを教えてもら
えたので、とても勉強になった。
・自分が思っていたことと全然違ったり、違う目的で使うものがあってびっくりしたけど、これからに
役立てていきたい。
・自分が知らない火のおこし方や命の5要素を学ぶことができた。災害があった時に使えるといいなと
思いました。

中学校の授業を承っています。

防災、災害対策。
環境教育、理科の授業。

当スクールは、先生のご依頼に応じて最適な授業内容を設計できますので、ご希望の先生は気軽にお問い合わせください。

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