ブッシュクラフトは”ある物を活かして、生きるために必要なものを手に入れる”行為です。
森の中のキャンプであれば、自然にある物を活用した技。
災害時の街の中であれば、人工物も含めてある物を活用した技(防災サバイバル術)になります。
こんな想定をしてみましょう。

雨の日に森の中でキャンプをするとします。
当然、雨が降っているので森の中にある枝は濡れています。
濡れている枝は、水分を蒸発するのに熱エネルギーを使うので、燃えるまでは難しい。
さて、どうやって工夫していきましょう。
森を観る

まず、一つ目は、森を観てみます。
360度、ワイドアングルビジョンで観てみると気付くことがあります。
「乾いているところと濡れているところがある」
同じ森でも、雨は一様に濡らしている訳ではありません。
木の生え方、葉っぱの重なり方、地形、風の向き。
これらによって、濡れ方が変わります。
まずは、比較的濡れていないところを探します。
枝を観る
次に、拾ってきた枝を観てみましょう。
表面は当然、雨で濡れています。
ナイフで削ってみましょう。
「あれ、中は濡れていないぞ」
もちろん、長い日数、水に浸っていれば中まで濡れますが、一日二日の雨でしたら、中まで濡れていません。
バトニングやフェザースティックを作って、乾いている部分を利用します。

ひとつひとつを観る技術
「雨が降っている時に森の中は全て濡れている」
そんな風にザックリと頭の中で想像すると、何もできなくなります。
しかし、今までの解説のように、現実に目の前にある物を観てみてると気付くことがあります。
頭の中の想像ではなく、現実に目の前になる個別具体的なものを観ると、何かしら打開策が見付かることが多いように思います。

