講座で語られた「政治・経済・お金・歴史」のまとめ

講座で語られた「政治・経済・お金・歴史」のまとめ

この文書は、「アウトドア・防災プログラム設計講座」の録画(文字起こし)から、講師(すえなみ氏)が語った政治、経済、お金(貨幣)、歴史に関する見解を抜き出し、テーマ別に再構成したものです。

1. お金(貨幣)と「国の借金」の仕組みについて

講師は、現代日本社会の閉塞感の根源の一つに「お金(貨幣)に関する間違った教育」があるとして、以下のように解説しています。

  • お金は「銀行からの借金」で生まれる 私たちがイメージする「お金」は、どこかに金塊があり、それと交換しているものではありません。現代の「お金(貨幣)」は、銀行が誰か(個人、企業、政府)に「貸し付け(借金)」を行った瞬間に、通帳に数字が書き込まれること(信用創造)で生まれます。
  • 「国の借金」の正体は「国民の資産」 「国の借金が1000兆円あり、国民一人当たり〜円の借金」という話は間違っています。政府が借金(国債発行)をしてお金を生み出し、それを使った(財政出動した)結果、そのお金は国民の「預金(資産)」として存在しています。 国の借金(負債)と、国民の資産(預金)は、表裏一体でほぼ同額です。
  • 借金を返すと「お金」が消える もし政府が「国の借金」を全額返済しようとすれば、国民の預金(資産)を税金としてすべて集めて消すことになります。その結果、世の中の「お金」そのもの(国民の貯金)がゼロになります。
  • 国の借金(財政出動)が増えると国民は豊かになる 国の借金を減らさなければいけない、という財務省やメディアの主張は間違っています。むしろ、国が借金をして(財政出動し)、世の中のお金を増やすほど、国民の資産は増え、経済は豊かになります。

2. 政治・経済の構造問題(外国人労働者・インバウンド)

講師は、現在日本が進めている特定の政策について、その裏にある構造的な問題を指摘しています。

  • 外国人労働者政策の裏側 「人手不足だから外国人労働者を入れるしかない」という建前で政策が進められています。しかし実際には、企業(経営者)が安い労働力を手に入れるという「利益」を享受する一方で、それによって発生する「コスト」は自治体や国民全体が負担させられる構造になっています。
    • (具体的な事例) 例えば「市役所の窓口に自分の国の言葉だけを話す外国人が来て、職員側が翻訳アプリで対応し、生活保護の申請を受ける」といった状況は、まさにその「コスト」が現場(自治体)に現れている例です。
  • インバウンドと「多文化共生」の矛盾 観光客(インバウンド)誘致や「多文化共生」という名目で、日本社会が外国人に合わせる(例:駅の案内が日本語・英語・韓国語・中国語になる)ことが進められています。
    • (具体的な事例) 講師は「もし私たちがハワイ旅行に行って、現地の人が日本語で対応し、出てくる宿が日本の旅館だったら『何しに来たんだろう』と思うはず」という例え話をしました。本来の「旅」とは相手の文化を体験することであり、日本側が相手の言語や習慣に過剰に合わせることは、かつての欧米の「リゾート地(植民地)」の考え方(=現地の人々が客人に尽くす)と同じであり、日本人が尽くす側(奴隷的)になっている、と講師は指摘しています。
  • 国民が声を上げることの重要性 これらの政策は、企業や外国といった「大きな声」が政治に届いているために実行されています。しかし、日本は民主主義国家であり、国民一人ひとりが正しい知識を持って声を上げ、政治に参加し、選挙に行けば、政府は必ず変わります。

3. 経済的自立と「植民地政策」

講師は、ブッシュクラフトの精神(=自ら生み出す)と対比させながら、現代の経済構造の危うさを「植民地政策」という言葉で解説しています。

  • 「安さ」と引き換えに失う技術 「安いから」という理由だけで、国内での生産(食料や工業製品)をやめて輸入に頼ることは、一見合理的(デフレ的)に見えます。 しかし、それは自国で「生み出す技術」や「生産設備」を失うことを意味します。
  • 現代の「植民地政策」 かつての宗主国が植民地に対して行った政策は、「現地の人々から技術や教育(言葉)を奪い、宗主国に依存しなければ生きていけないようにする」ことでした。 現在の日本は、国内の技術や生産力を失い、食料や資源を他国に依存する状態になっています。これは、他国から強制されたわけではなく、日本が「自ら進んで植民地政策と同じこと(=自立を失うこと)」をやっている状態であると、講師は警鐘を鳴しています。

4. 歴史と教育の問題

講師は、上記のような政治・経済の問題の根源には、私たちが受けてきた「教育」に問題があると指摘しています。

  • 間違った「歴史」と「お金」の教育 国語や算数、理科といった分野の教育は真っ当である一方、「歴史」「政治」「お金(貨幣)」に関する学校教育は、意図的に間違ったこと(例:「国の借金は返さなければならない」)を教えている、と講師は考えています。
  • 誰にとって都合の良い教育か これらの教育は、敗戦後(昭和)はアメリカの都合の良いように、そして近年は特定の企業経営者(=安い労働力が欲しい)や外資、特定の国(中国、韓国など)の利益になるように、日本政府(政治家)を操りたい人たちによって作られてきました。 国民が「正しい知識(お金の仕組みや、自立の重要性)」を持てば、これらの勢力にとって不都合なため、教育を通じて意図的に間違った常識が教えられている可能性があるとしています。

5. 講師が果たそうとしている役割と、私たちが取るべき行動

これらの社会課題の指摘は、単なる嘆きや批判ではありません。講師は、この「アウトドア・防災プログラム設計講座」そのものが、これらの課題に対する一つの「答え」であると示唆しています。

講師が果たそうとしている役割

講師の役割は、単にブッシュクラフトの技術を教えることではありません。

  1. 「正しい知識」の教育者として: メディアや既存の教育では意図的に間違って伝えられている「お金」「政治」「歴史」の本当の仕組みを伝え、国民の「刷り込み」を解くこと。
  2. 「体験学習」の促進者(ファシリテーター)として: 「体験→振り返り→分析→仮説→日常化」という「学び方を学ぶ」サイクルを参加者に体験させ、他者に依存せず「自ら考える力」を取り戻してもらうこと。
  3. 「自立」の体現者として: ブッシュクラフトの根幹である「今あるもので、自ら生み出す」という精神と技術を伝えることで、現代の「植民地政策(=他者への依存)」から脱却し、自立して生きる力を国民一人ひとりに育ててもらうこと。

私たちが取るべき行動

これらの講師の役割と講座の文脈から、私たちが今後取るべき行動は以下の3点に集約されます。

  1. 「正しい知識」を自ら学ぶこと まずは、私たちが受けてきた「常識」を疑うことから始める必要があります。特に「お金(貨幣)の仕組み」「近現代史」「政治の構造」について、メディアや学校が教えることとは別の視点で学び直し、自ら判断する力を養うことが求められます。
  2. 「政治」に参加し、声を上げること 「どうせ変わらない」と諦めるのではなく、民主主義国家の国民としての権利と責任を果たすことが重要です。正しい知識に基づき、「自分たちの社会がどうあるべきか」という意見を持ち、選挙に行き、政治家に声を届けることで、企業や外国の利益ではなく、国民のための政治に変えていく必要があります。
    • (具体的な事例) 講師は昨今の参院選の動きを挙げ、特定のイデオロギーを支持するのではなく、「まずは国民が(政治に)関わりましょうよ」と呼びかけたこと自体が、この「国民が声を上げること」の第一歩であると評価しています。
  3. 「自ら生み出す力」を取り戻すこと 経済的自立の第一歩として、すべてを「買う(消費する)」ことに依存する生活を見直すことが求められます。
    • (具体的な事例) 講師自身が実践している「薪ストーブ」や「田んぼ」は、その象徴です。「石油は買うしかないが、薪(まき)なら自分が体を動かせば手に入る」「米も、自分で作れば一年分が手に入る」。このように「自分が動けば手に入る」という選択肢を増やすこと(=自給)が、インフラや他者に依存しすぎるリスクを減らすことにつながります。 家庭菜園で野菜を一つ作る、簡単な道具を自分で修理してみるなど、「自ら生み出す(生産する)」という小さな成功体験(=ブッシュクラフトの精神)を日常に取り戻し、過度な依存から脱却していくことが、現代の「植民地政策」に対抗する最も確実な一歩となります。

Follow me!

まずは、無料オンライン受講生になって、当スクール公式テキストをお読み下さい。

当スクールのニュースレターに登録することで、無料オンライン受講生になることができます。
また、以下の当スクールの公式テキスト(pdf版)と解説動画が視聴できるようになります。

・書籍「防災グッズを買う前に読む本 ― 「命の五要素」で考える自分だけの備え: 自分だけの災害対策の見つけ方 ― ワークシート付き実践マニュアル」Amazonで販売中
・書籍「森は教えてくれる、生きる力の育て方」Amazonで販売中

毎週お送りするニュースレター「BC防災通信(ブログから抜粋した解説記事や聴講生限定の案内)」と、
当スクールの公式テキスト(pdf版)と解説動画で、まずは基礎知識を身に付けましょう。