はじめに

この場所は、
生き方や正解を教えるための
スクールではありません。

自然の中で過ごす体験を通して、
自分の判断がどこに戻ってくるのか
確かめるための場です。

なぜ、この場を開いているのか

現代の暮らしは、
便利で安全になった一方で、
判断を外に預けやすい環境でもあります。

何が正しいのか。
どう動くべきか。
どこまで備えれば安心なのか。

気づかないうちに、
自分の感覚よりも、
情報や仕組みに頼る場面が増えていきます。

BC防災スクールは、
そうした状態から抜け出すために、
一度、立ち止まる場所として生まれました。

教えない、という選択

このスクールでは、
手順や正解を順番に教えることはしません。

それは、
何も伝えないという意味ではありません。

必要な安全の確保や、
最低限の前提は整えたうえで、
考える余地を残すことを
大切にしています。

教えすぎることで、
自分で判断する機会が
失われてしまうからです。

ブッシュクラフトについて

ブッシュクラフトは、
自然の中で工夫しながら暮らす
知恵や技術の総称です。

ここでは、
その技術を身につけること自体を
目的にはしていません。

火を扱い、
水に触れ、
森の中で過ごすことを通して、
自分の感覚がどう働くのか
確かめるための入り口として
ブッシュクラフトを用いています。

防災について

BC防災スクールという名前から、
防災訓練や対策を想像される方も
いるかもしれません。

この場で扱っている防災は、
「何を備えるか」よりも、
**「どう判断するか」**に重きを置いています。

状況が変わったとき、
想定外が起きたとき、
自分はどう在ろうとするのか。

その感覚を、
日常から遠すぎない形で
確かめる場です。

私の立ち位置

私は、
参加者を導く立場ではありません。

一方で、
すべてを任せきりにするわけでもありません。

安全と場の流れを整えながら、
それぞれが
自分自身と向き合う時間を
邪魔しない位置に立ちます。

この場が向いている人
  • 自分で確かめたい人
  • 正解を急がずにいられる人
  • うまくできない時間も含めて味わえる人
この場が向いていない人
  • 明確な答えや手順を求めている人
  • 短期間での上達や成果を期待している人
  • 常に指示がある方が安心な人

この場は、
すべての人に向けて
開かれているわけではありません。

最後に

BC防災スクールは、
新しい力を身につけるための場所ではなく、
すでに持っているものを思い出すための場です。

森で過ごす中で、
自分の判断が
どこに戻ってくるのか。

それを、
静かに確かめてもらえたらと思います。