このスクールについて

BC防災スクールは、
ブッシュクラフトや防災の技術を
教えるためのスクールとして始まりました。

森で火を起こし、
道具を使い、
自然の中で過ごす体験を通して、
「生きる力」を身につける場として
活動してきました。

これまでの歩み

2019年に活動を始めて以降、
日帰りの体験講座や、
森での宿泊体験、
講師養成、
学校や地域での授業・講座など、
さまざまな形で場を開いてきました。

多くの人と時間を共にする中で、
一つの違和感が、
少しずつはっきりしてきました。

それは、
「教えるほどに、判断が外に出ていく」
という感覚です。

形を変えた理由

技術や知識を伝えることは、
確かに役に立ちます。

一方で、
正解を示せば示すほど、
「自分で確かめる余地」が
小さくなっていくことも感じていました。

防災やサバイバルの文脈では特に、
「こうすれば安全」
「これが正しい」
という言葉が、
判断を預ける方向に
働きやすくなります。

そこで、BC防災スクールは、
少しずつ形を変えてきました。

いまのBC防災スクール

現在のBC防災スクールは、
技術を教える場ではありません。

森で過ごす体験を通して、
自分の感覚や判断がどこに戻ってくるのか
確かめるための場です。

ブッシュクラフトも、防災も、
そのための入り口として
扱っています。

なぜ「スクール」という名前を使っているのか

「スクール」という言葉から、
教える場、育成の場を
想像されるかもしれません。

この名前は、
これまでの活動の積み重ねを
引き受けたまま使っています。

ただし、
ここで行っているのは、
一方向に知識を渡すことではなく、
それぞれが自分で確かめるための時間です。

名前と中身が、
少しずれていると感じられる方も
いるかもしれません。

その違和感も含めて、
正直に置いています。

私の関わり方について

私は、
参加者を導く立場ではありません。

かといって、
すべてを任せきりにするわけでもありません。

安全と場の流れを整えながら、
それぞれが
自分のペースで過ごせるよう、
距離を保って関わります。

教えすぎず、
放り出さず、
判断を奪わない。

その立ち位置を
大切にしています。

この場を続ける理由

BC防災スクールを続けている理由は、
特別な力を育てたいからではありません。

暮らしの中で、
判断を外に預けすぎてしまった人が、
一度、自分の足元に戻る場所
あった方がいいと思っているからです。

森で過ごす時間は、
そのための
分かりやすいきっかけになります。

最後に

BC防災スクールは、
完成された仕組みではありません。

状況や関わる人に応じて、
少しずつ形を変えながら
続いていく場です。

ここで起きた体験が、
そのまま答えになることは
ないかもしれません。

それでも、
自分で確かめた感覚は、
日常に戻ったあとも、
静かに残り続けます。

その感覚を持ち帰るための場所として、
このスクールを置いています。